骨折が完治しないままに、海外イベントに参加しました。
飛行機内はもちろん現地に到着後、いろいろな方から受けた優しさにふれ、日本とは違う障害者への対応についてまとめてみました。
ANAに決定、その理由は
羽田空港からクアラルンプールへの移動は直通便の場合、Air AsiaかANAの2択。
料金だけみれば、Air Asiaで決まりですが、今回は、骨折により松葉杖を使用中です。
さらに、キャリーバッグは転がすことが困難なため、荷物を極力抑えて、肩からたすき掛けできるカバン一つでした。
カバンの重量は7キロを下回りますが、大きさは若干規定値を上回ります。
Air Asiaでは羽田空港での機内持ち込みの厳格化が進んでいるようです。
一方、ANAでは実物を見せても大丈夫とのことでした。
多少、航空機運賃は高いものの手荷物などの不安材料はなくなります。
資料:機内持ち込み手荷物
Air Asia
ANA(全日空)
今回は松葉杖の使用もあったのでこちらにも注意が必要です。
ANAの場合、先端がゴムでカバーされるなど先端がとがっていなければ持ち込めます。
ただし、よくある質問などには座席の下に収納できるようにありますが、実際の搭乗時は、機内に着席後にクルーへ預けることになりました。
参考資料:ANAよくあるご質問
LCCだと何かと制限があったりします。
搭乗時のトラブル回避もあって今回は、ANAに決めました。
出国はスイスイと!
フライト当日に羽田空港に到着してから搭乗手続きをおわらせて、保安検査場へ移動。
いつも思うことですが、今日も混雑している。
手荷物検査が終わったくらいのときに、係員が手招きで呼ばれているのが見えます。
松葉杖を利用していることから障害者扱いとなり、出国審査はあっという間に終了しました。
怪我などで歩行困難になった場合は事前に調べておくべきです。
搭乗までは、とても楽できると思ます。
参考:お体の不自由な方
出国審査後は、とりあえず搭乗口を確認。
その後、ラウンジに行こうかと思っていると、同じイベントに向かう友人に遭遇!
友人はAir Asiaで移動するとのことでしばらく話をして別れました。
搭乗口確認するとANAのスタッフの方から、搭乗の時は先に機内へ案内すると言われ、搭乗少し前に待機することに。
車いすの案内もいただいたが、こちらは辞退し自力で機内に行くことに。
この時、依頼していれば、松葉杖をスタッフの方に預けて、車いす移動も可能になっただろうと思います。
いよいよ機内に搭乗するときは、座席まで松葉杖を使用してCAさんに預かってもらうことになり、機内で必要な時は、その都度持ってきてくれるというのです。。
幸い、松葉杖が無くても移動できるくらいつかまれる所があったので、持ってきてもらう必要はありませんでした。
最低限の英会話力はもってないと。。。
マレーシア到着時は最後に降りることに預けた松葉杖を受け取りターミナルへ。
最後に機内から出たため、人の波もなく向かう方向がわかりません。
英会話ができれば、近くの人に聞けばいいところ聞くに聞けずに、わずかに残った人の後に付いて行くことに。
どうやら、サテライトターミナルに到着していたようです。
訳も分からず、エアロトレインに乗りでメインターミナルに移動までできました。
ここでも、スタッフの方が何か言ってるけど何を言っているのか理解ができません。
でも、スタッフの方に手招きで誘導されて入国審査、税関と待つこともなくすんなり入国できました。(^^)v
はじめてのクアラルンプール国際空港はその広さに圧倒され、どこに進めばよいか
全く分かりません。
最低限の英会話ができれば、もっとすんなり移動できたのに。。。。
参考:クアラルンプール国際空港(案内図)
羽田空港で別れた友人はAir Asia利用のため第2ターミナルへの到着となり、空港での再会はできませんでした(笑)
後で、知ったことですが。。。2リンギット(約60円)でターミナル間をエクスプレス鉄道で移動できたんです。
知っていれば、行動を共にしたのに。。。
やはり、旅行前には事前調査と英会話は大切ですね。
見ず知らずの他人にやさしい国
無事空港に到着はしました。
でも、ここから目的の地に移動しなければ!
私は英語を十分には話すことができません。
イベント会場を言っても通じないんです。でも、松葉杖を持っていることから何とかしようとしてくれているのがわかって嬉しかったです。
結局、移動の方法を聞くことをやめて、イベント会場の名称を見せながら、ここに行きたいと説明しました。
何とか通じた結果は、タクシー乗り場を教えてもらいました。
イベント会場までのタクシー料金は先払いなので、安心して向かうことができました。
イベント会場でも、何度も足大丈夫かと聞かれましたが、そのたびに「I’m OK」と言いながら、受付を終わらせました。
周囲を回ってみましたが、誰にも会えず、宿泊施設へタクシーで移動することにしました。
ところが、時差を忘れていたため、友人との待ち合わせに1時間早く到着。
Airbnbで予約したのは友人のため、鍵がなく宿泊施設へ入ることもできず外で待つことに。。。。
マレーシアの日差しは強く、日陰にいても、さすがに暑かったです。
ご近所の方が怪我をしているようだけど、そこで何しているのかと聞かれたので、時間を間違えて、友人を待っていると状況を説明すると、水分がないと大変だからと、ペットボトルをいただき助かりました。
さらには、外にいるのは大変だからと、見ず知らずの私を自宅に招き入れてくれ、友人を待つことができました。
たどたどしい英語で話をしましたが、親身に話を聞いてくれた方々に感謝です。
マレーシアは親日の方が多いと言いますが、ほんとうに、やさしい方に恵まれました。
イベント会場では英会話が必要!?
2日間の旅行クラブイベント!
一緒に宿泊している友人と一緒なので、イベント会場までの移動は、安心です。
ただ、友人も英語は話せません(笑)
開場の10分前にイベントの列に並び待機。
周囲では各国の人たちが会話をしてますが全く分からずでいろいろな言葉が。。。
英語、中国語、韓国語。。。。
やはり、最低限英会話ができないと周囲の状況ですらわかりません。
開場後もセキュリティチェックで係員が何を話しているのかわかりません。
周囲を観察して、飲み物が持ち込めないとか、スマホの自撮り棒は没収になることが理解できました。
ただ、なぜNGなのかを確認できません。
イベント会場に入った後は、日本から参加している大勢の仲間と過ごすことができました。
日本からの参加人数が多いことから、同時通訳もされることになったとの情報をもらい翻訳機を購入しました。
ただ、ここでも販売しているお店では英語での対応。。。。
どのように話せばよいかを考えていると「日本の方ですか」とお店の人!
イベント会場でのグッズ販売の売り子は全てボランティアの人たちです。
偶然にも日本人ボランティアの方が声をかけてくれました。
翻訳機のおかげで、イベントでどのようなことが話されているのか助かりました。
日常会話程度は話したいものです。
今、一生懸命英会話も頑張っています。
移動はGRABで決まり!
アメリカでの移動はUberが主流ですよね。
マレーシアではGrabなんです。Uberは使えません。
物価も安いのでタクシーでの移動もいいけどGrabはUber同様にGPSの位置情報から
迎えに来てもらえます。
イベント会場への往復もGrabを利用して友人と割り勘で精算してました。
ただ、Grabで自動車を読んでいたのは常に友人で私は手を出していません(笑)
このことが、帰国する最終日にあだとなってわが身に降りかかってきました。
友人は別のホテルでさらに1泊するとの事。
仕方なく、スマホにGrabを登録して自動車を呼ぼうとしても動きません。
イベント会場近くのショッピングモールまで友人と共に移動してタクシーに乗り換え、空港へ移動しようと考えました。
交通量の多い場所なので何とかなると安易に考えてました。
友人にショッピングモールまで送ってもらいショッピングモールのタクシー乗り場へ。
でも、朝早いこともあってタクシーの姿なし
帰りの飛行機の時間もあるのであまりのんびりもできず、次第にあせりも!
ダメ元で再度Grabに接続してみると。。。
やったー!つながった!
どうも認証画像の背景が無地であったため、エラーになっていたようです。
街中で撮影したところ、本人として認識をしてくれたようです。
「ホッ」として、行き先を打ち込んで待つこと数分で、予約した自動車が到着!
無事、クアラルンプール国際空港には出発数時間前に到着し一安心しました。
マレーシアでの移動はGrabが便利です。
でも、事前に登録するようにお勧めます。
今回気づいたことは、マレーシアの方が松葉杖を利用して歩いている私に対して、動作がゆっくりしてても、嫌な顔しないで優しく見守ってくれる感じを肌身で味わいました。
日本もこのくらい心に余裕があって、障害者にやさしくせっしてくれるといいなって思います。
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