重度障害者があっても海外旅行に行きたい!

旅行は楽しいですネ。

ただ、重度障害者は車椅子移動がほとんどです。

そのため注意する点がいくつもあります。

 

特に、海外旅行に行く場合は、

障害者個々に合わせて作られた

車椅子の扱いが大切です。

 

移動に重点を置いた注意点をまとめてみました。

 

車椅子移動には十分なゆとりが必要

私の妹は重度の障害者です。

 

数名のグループと共に

家族でカナダに旅行に行った時の話です。

 

空港までの移動はバスを利用するため

バスの待ち合わせ場所までの移動が

最初の課題となります。

 

待ち合わせ場所へは福祉タクシー

普段であればリフト付きの自家用車で

移動するところですが、

待ち合わせ場所には駐車場がありません。

福祉タクシー

そこで、福祉タクシーを事前に申し込み、

しかも、リフト付きを予約したので

家族全員が乗れます。

 

もちろん、帰りも予約しました。

 

ただ、福祉タクシーと言っても

会社によって、料金や自動車の大きさ

加算料金、キャンセル料など

大きく違ってくるので、

事前にどこに申し込むのか比較検討が

必要です。

 

搭乗手続きもゆっくり

バス移動なので、飛行場まではゆったり

搭乗手続きも十分な時間を取って

焦ることなく完了!

 

障害者というか車椅子の方と行動するときは

いつもの1.5~倍くらいの時間的な

余裕を持つといろいろと注意が払えます。

 

保安検査場は、障害者ということで

優先ゲートに通され、スムーズに完了。

なんか得した感じです。

参考:羽田空港

歩行の不自由なお客さまへ | お体の不自由な方 | 羽田空港国内線旅客ターミナル

参考:成田空港

お手伝いの必要なお客様へ | 成田国際空港公式WEBサイト
成田国際空港公式サイト お手伝いの必要なお客様へのご案内です。

 

機内では車椅子お預け

特殊な車椅子を利用している方は

飛行機予約時にその大きさを提示します。

 

予め提示しておかないと飛行機に乗れない

ということにもなりかねません。

全日空の場合の車椅子の案内は下記を参照。

◆飛行機での車いすのご利用、
 歩行の不自由なお客様へのご案内

https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/share/assist/support/walking.html

重度障害者の場合、座席近くまで

自身の車椅子で移動ができます。

 

座席に座位の保持が困難な人は

「サポートベルト」や「アシストシート」、

座ることも困難な人は「ストレッチャー」を

貸し出してくれます。

 

参考:全日空資料

◆機内にて座位が
 保ちにくいお客様へのご案内

https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/share/assist/support/sitting.html

◆飛行機搭乗の際、
 ストレッチャーをご希望のお客様

https://www.ana.co.jp/ja/jp/serviceinfo/share/assist/support/medical/stretchers.html

 

まずは、予約時に空港会社に相談することが

賢明ですね。

 

見学施設のエレベータで大渋滞

カナダのカルガリー国際空港に到着後、

最初の施設見学としてカルガリー大学を訪問。

家族

入口から入ったかと思っても大きな街が

広がる~。

キャンパスというよりも街!

 

車椅子のグループでも問題ない見学コース

あちこちを、キョロキョロ見ながら

車椅子を押してました(笑)

 

と思っていたら。。。。。

エレベータで建物内の移動となり、

順番を待つことに。

 

階段を昇降できるのであれば

エレベーターは利用しないところですが

そこは、車椅子のためエレベーター必須です。

カルガリー大学

普通サイズであれば数台乗れるエレベータも

特注の大型車椅子が多いためため、

1回にせいぜい2台がやっと乗れるくらいです。

 

そのため、エレベータでの移動は大渋滞!

 

全員が移動するのに、時間がかかりました。

やはり、車椅子の移動は相当な時間が

かかりますね。

 

峠からお城?実は。。。

車椅子グループのカナダ観光も

カルガリーの都会を離れ、

バンフ国立公園へ向かいます。

 

トランス・カナダ・ハイウェイ1号線を

山に向かって進んでいくと。。。

峠道になり、左右を山で囲まれます。

バンフ・スプリングス・ホテル1

しばらくして、バスが停車!?

峠の間から見えるのは【お城!】と思いきや

リゾートホテルだというのです。

 

今から、そのホテルを見学するというのです。

その名も「バンフ・スプリングス・ホテル」

実際にみると巨大であることと

豪華さに圧倒されますよ~。

 

このホテルに来たら、是非見てほしいのが

ボウ滝!

ボウ滝

決して大きな滝ではありませんが、

川の水が透明度抜群でキレイ、

つい手を入れてみたくなります

 

ただし、河原は石ばかり!

車椅子ではそばまで近づけない。

 

川の水を感じたいグループの人に対して

順番におんぶして連れて行きました。

 

自然の中の観光は、人が手を入れないという

原則があるので、車椅子移動には限界が!

 

それでも、みんな楽しんでくれました。

 

水辺の観光は一苦労

自然の観光となると、車椅子は大変です。

整備された道が必ずあるとは限りません。

 

バスが停車するたびに車椅子の上げ下ろし

これが結構、体力を使うんです。

レイクルイーズ1

バンフ国立公園はほんとに大自然という感じ

立ち寄る湖は全てが氷河から解けた水で

キレイなエメラルドグリーンなんです。

 

とくに、レイクルイーズはそばまで行って

見ることができました。

 

ただし、バスとスロープと湖の距離が。。。

かなり離れているので、

妹は抱きかかえて、湖のそばまで移動です。

レイクルイーズ2

全体的にはバリアフリーなのですが、

最短距離ではいけないというもどかしさ

階段を回避するか、力業で動くかの判断が

ところどころで顔を出します。

 

車椅子移動ではよくあることですよね。

 

BBQもゆったり時間が必要

宿舎の窓辺に野生のリス!

野生のリスが目の前にいるだけで驚きました。

リス

宿泊先を出発して、しばらくすると

森林の中の施設に入っていきます。

 

駐車場からしばらく歩きながら

大きな体育館のような建物の中に集合です。

 

私たち以外にも訪れたグループが

数組いました。

 

何が始まるのだろうとしばらく待機してると

再び、外へ移動となりました。

BBQ

広いグランドにでると、BBQの準備が、

この日の昼食はBBQで肉が山もり!

 

ただ、めっちゃ硬かったという記憶と

美味しいとは言えないお味でした(笑)

 

もちろん、数時間かけての昼食となり、

昼食後は、牧場で馬に乗ったりして

楽しみました。

乗馬

日本では、きっと危ないからと

馬には乗せてもらえないと思い、

妹を抱えて馬上の兄妹。

 

楽しそうな妹の笑顔がステキでしたよ~。

 

巨大ショッピングモールでも。。

山脈をグルっと回って、再び都会へ!

今まで自然ばかりでしたので、

都会とのギャップが大きいです。

 

カルガリーから山脈を通ってエドモントンへ

エドモントンではショッピングモールで

お土産購入タイムです。

ウェスト ・ エドモントン ・ モール

エドモントンのショッピングモールは

北米最大のショッピングモールで

プールやアトラクションまであります。

 

じっくりと見ようなんて思ったら

1~2日では足りません。

ウェスト ・ エドモントン ・ モール

ただ、中央にアトラクションがあって

階段もあるので、反対側へ移動するには

ぐるーっと回り道をしないとなりません。

 

ここでは集団行動ではないため

集合時間を決めて、あとは自由となりました。

 

一通り、お土産を購入して

昼食のための座席も確保できました。

ウェスト ・ エドモントン ・ モール

問題と思っていた、言葉も何とかなって

ホッと一息ついたら、疲れが。。。。

 

集合時間まで、のんびりと過ごしたという

思い出だけが残っています。

 

 

それにしても、障害者それも重度の旅行は

いろいろな経験をさせてもらいました。

  • 十分すぎるほどの休憩や移動時間
  • スケジュールもゆるゆるで慌てない
  • 事前に車椅子のサイズを空港会社へ連絡
  • 座席近くまで車椅子で移動が可能
  • 飛行機内での座位が取れる/取れないを
    連絡することで対応してもらえる
  • 国内の移動も福祉タクシーを利用する
  • 何と言っても【無理】をしない

こんなところを注意すると

楽しく旅行はできます。

 

何かの参考になれば嬉しいです。

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